毎年冬になるとインフルエンザが流行り、メディアをにぎわします。一度流行しだすと治療するのも日数がかかり、感染するため、学校や飲食店は閉鎖されることもあります。実際に学生時代、学級閉鎖を経験した人も多いでしょう。
ただ、実際どういう病気かと聞かれると、あまりよく知らない人が多いのではないでしょうか。ウイルスによる感染症の病気で風邪に似た症状が出るものの、普通の風邪薬では効かないということは経験上からでも分かると思いますが、それぐらいの知識しかない人が大半でしょう。
ここでは「インフルエンザ」とは何かから考えていこうと思います。まずインフルエンザの特徴は、普通の風邪と異なる点として、突然の38℃以上の高熱からくる寒気、関節痛、頭痛などの他、倦怠感や食欲不振などが挙げられます。インフルエンザウイルスに感染した場合、約1~3日の潜伏期間の後発症します。そこから3日程度は、突然の熱発や関節痛、倦怠感などの身体全身に症状が現れます。そしてその後は咳やのどの痛み、鼻水などの症状が1週間程度続き、通常は、10日前後で症状が落ち着き治癒します。もしインフルエンザにかかってしまった人が家庭内にいた場合、早く治すためにも、また職場や学校などで感染を広げないためにも、自宅で療養する必要があります。
では、看護をするうえではどんなことに気をつけたら良いでのでしょうか。一番のポイントは、感染力の強い病気なので、家庭内で感染者を増やさないようにすることです。そのためには必ずマスクを着用し、看護をする人も1人に決めた方がいいでしょう。そして生活空間も分けてしまい、タオル等の家族皆が使うものも分けることが大事です。孤立させて可哀想という気持ちもわかりますが、ここまで徹底することで、家族皆が苦しむことなくインフルエンザと闘うことができます。
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